LIBERA(リベラ)のダイエット効果を解説!機能性表示食品のチョコレート【管理栄養士監修】


最近、「脂肪と糖の吸収を抑える」と広告されているチョコレートが話題になっています。
味が美味しくて好き!という意見から、いやいや、そもそもチョコレート自体が脂肪と糖のかたまりやん!どういうことやねん!
という意見まで様々。
でも、この「脂肪と糖の吸収を抑える」というパッケージだけ見ると、いかにもダイエットによさそうですよね。
実際、女子大生にパッケージを見せて聞いてみたところ、「これを食べたら痩せそう」と誤解してしまった方が多かったそうです。
このチョコレート、果たして実際にはどんな効果があるのでしょうか。
管理栄養士が、「脂肪と糖の吸収を抑える」機能性表示食品のチョコレートLIBERA(リベラ)の、正しい取り入れ方についてお伝えします。

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▼そもそもチョコレートって何なの?

チョコレートの主原料は、カカオという木の果実の種子であるカカオ豆です。
位置づけとしては、アーモンドとかクルミのような、脂質を多く含むナッツ類のようなイメージですね。
カカオ豆も脂質をたっぷり含んでいますので、カロリーは高めです。
チョコレートはこのカカオ豆を加工して作られますが、カカオ豆だけだとものすごーく苦くて食べられませんので、お砂糖を添加して甘みもプラスして作られています。
つまり、チョコレートの主な原材料はまさに「脂肪」と「糖」!

 

▼チョコレートは健康にいい?

「脂肪」と「糖」なんて言われると健康に悪そうですか、最近では、チョコレートに含まれるポリフェノールなどの成分が健康に良いと見直されていますね。
カカオ豆成分が高いチョコレートでポリフェノールをたくさんとろう!というコンセプトの商品や、さらに別の健康的な成分も入れちゃおう!と、乳酸菌入りやGABA入りなど、様々な「健康に良さそう」な商品が発売されています。

 

▼機能性表示食品LIBERA(リベラ)はどんなチョコレート?

そんな「健康に良さそう」なチョコレートカテゴリのうちのひとつとして販売されているのが、このリベラ。

普通のチョコレートとの違いは、「難消化性デキストリン」が入っていて「脂肪と糖の吸収を抑える」と表示されている点。

 

▼難消化性デキストリンってなに?

難消化性デキストリンとは、とうもろこしを色々処理して抽出した、人間の体内では消化されにくいでんぷんのこと。水溶性食物繊維の一種です。
ひとことで説明するならば、このリベラは、「チョコレートに食物繊維を混ぜ込んだもの」だと思ってもらえれば大丈夫です。
カタカナがたくさん並んでいると怪しい添加物なのかな?と思ってしまいがちですが、大きなカテゴリとしては「食物繊維」なので万一たくさん摂り過ぎてもお腹がゆるくなるくらい。人体への安全性には問題がないとされています。

 

▼本当に脂肪と糖の吸収を抑えてくれるの?

さて、安全な素材であるとはわかったけれど、やっぱり気になるのはダイエットに効果があるのか?という点。
本当に脂肪と糖の吸収を抑えてくれるのでしょうか。

そこは安心してください。
数々の研究がされており、その結果を総合して評価すると、「この食物繊維が、脂肪や糖の吸収を抑える働きを持っている」という点は信頼のおけるものです。
その機能性から、国の認可が必要な特定保健用食品の素材としてもたくさん使用されています。

 

▼じゃあ機能性表示食品のチョコレートLIBERA(リベラ)はダイエットに良いってこと?

うーん、そうとも言い切れないんです。

注意しないといけないのは下記の2つ。

1. このチョコレートLIBERA(リベラ)から摂取する脂や糖が「なかったこと」になるわけではない。

2. むしろ普段お菓子を食べていない人が追加で食べるとカロリーオーバーにつながるだけ

つまり、単純に「痩せたい」と考えている人が「脂肪と糖の吸収を抑える」効果を期待して、ダイエットのために、このチョコレートLIBERA(リベラ)を追加で食べるのは意味がありません
というかむしろ太ります。
結局脂肪と糖ですからね!笑

このチョコレートLIBERA(リベラ)に含まれている食物繊維が、同時に含まれている、
糖質20g(スティックシュガー7本分相当)
と、
脂質18g(小さめおにぎり1個分のカロリーに相当)
の吸収を完全に抑えてゼロにしてくれる、というわけではないからです。
せいぜい抑えても10%くらいだそうです。

つまり、普段お菓子を食べていない人がわざわざプラスするのは本末転倒。
余分に糖や脂を摂取することになってしまいます。
当然ですが、トンカツ定食を食べた後に「さーて脂肪と糖の吸収を抑えるか☆」と、このチョコレートを食べたりしないでくださいね?笑

 

▼でも食物繊維がとれるし健康に良さそうだけど?

リベラの栄養成分表示

食物繊維を補給したい!という目的でとるのも、あまり効率が良い方法ではありません。

確かに食物繊維は入っています。

ただし、同時に余分な糖質や脂質も摂取してしまうので、食物繊維がとりたいだけなら、野菜やきのこ、こんにゃく類を食べるほうが断然おすすめです。

このチョコレートに含まれる食物繊維は7.5gですが、
例えば「発芽玄米お茶碗一杯」「納豆」「ごぼうとこんにゃくの副菜」の和定食を食べれば、同じだけの食物繊維をとりいれることができるのです。

定食なら、たんぱく質やビタミン、ミネラルもバランスよくとれますよね。

このチョコレートの場合は、カロリーは262kcalありますが、とれるのは食物繊維だけ。

ビタミンやミネラルはほぼとれません。

でも自炊は無理!もっと手軽に食物繊維がとりたいよーという場合は、

食物繊維含有量の多い野菜ジュースなら、このチョコレートよりもっとたくさんの食物繊維がとれます。
(例えばこちらなら1本あたり69kcalで食物繊維は10gも入っています)

 


いやいやもうそれすらも面倒!という方は、amazonで難消化性デキストリンの粉末が売っているので、水に溶かして飲んでください笑

 

 

もちろん理想は野菜を食べていただきたいです。

食物繊維だけでなく、ビタミンやミネラルなどの他の栄養素もバランス良くとれるからです。

ただ、実際のところ自炊する時間なんてない!全く野菜をとっていないし今後もとる予定もない!という方は、もう粉末でも何でもいいんで摂ってください笑

例えば上記の商品であれば、このチョコレートに含まれているのと同じ量の難消化性デキストリンを摂取しても、1食あたりたった10.8円です。

極端なことを言うと、この粉末を5g飲んでから普通のチョコを食べれば、理論上同じ効果があることになります。

 

▼チョコレート好きな方にはおすすめ!

ただ、このチョコレートLIBERA(リベラ)は、他のチョコレートと比較すれば、食物繊維が含まれている分、確かに糖と脂肪の吸収を抑えてくれるという効果は期待できます。

ですので、
チョコレートがどうしても食べたい!!けど食べると罪悪感…
という人が、普通のチョコレートではなく、この食物繊維入りのLIBERA(リベラ)を選ぶことは、意味のあることでしょう。
味も普通の美味しいチョコです!
宣伝でも「チョコレート好きのあなたへ」と言っていますよね。
つまりメーカーであるグリコも、そもそもチョコ(やお菓子など)は食べなくても大丈夫!という方にオススメしているわけではないのです。

単純に
・痩せたい(糖と脂肪の吸収を抑えたい)
・食物繊維不足だから補給したい
という目的だけであれば、このチョコレートを食べる必要は全くありません。ゼロです。

脂肪と糖の吸収を抑えてくれる食物繊維が摂りたい!ということなら、理想は雑穀米や野菜、きのこ、こんにゃく、豆類などを食べること。
調理する余裕がなくて外食中心の生活だという方は、チョコよりも野菜ジュースや、粉末の難消化性デキストリンから食物繊維を補ったほうがコスパが良いですし、余分な脂質や糖質をとらずにすみますので健康にも良いですよ。

 

▼まとめ

・LIBERA(リベラ)に含まれる食物繊維(難消化性デキストリン)には、確かに脂肪と糖の吸収を抑える働きがある。
ただし、このチョコレートに含まれる脂質や糖質をなかったことにしてくれるわけではない。食物繊維が含まれていない場合と比較すれば多少吸収を抑えてくれるだけ。

つまり…

× 今までの食生活にプラスして食べるのはNG!

◎ ほかのチョコを食べる代わりにLIBERA(リベラ)を選ぶのはOK!

以上です。

ヘルシーなイメージの商品が多く販売されていますが、キャッチコピーや広告、イメージだけに惑わされず、本当に自分に必要なものは何なのか、しっかり見極めることができると良いですね!

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